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とく子です

先日、実家に親戚が集まったときに、ふるさと納税のことが話題になりました。

 

我が家は前からふるさと納税してるし、年末ということもあって
「ふるさと納税してる?」
って聞いたら、甥(成人して会社勤めしてる)から質問攻めにあいました(笑)

すごく気になっていたようです。

 

今回は、甥からの質問に答える形で記事を書いてみます。(長文です)

 

甥
ふるさと納税そのものの仕組みがわからないなー。
なにが得なのか、まず何からしたらいいの?とっかかりにくいイメージがあるんだけど。
とく子
とく子
なるほどなー。そこかー。まず仕組みから簡単に説明するね。

 

 

ふるさと納税の仕組み

 

とく子
とく子
会社勤めしてたら給与から税金が引かれてるでしょ?この引かれる税金って前年度の収入によって決まるの。
例えば、今年の収入(年収)によって来年の6月あたりから引かれる税金(所得税と住民税)が変わってくるよ。
つまり、この税金は後払いなわけ。ここまでわかる?
甥
うん、なんとなく。

 

所得税や住民税は後払い

 

 

とく子
とく子
なんとなくでとりあえずOK(笑)。 で、ふるさと納税は、簡単に言ってしまえば“税金の前払い”なの。
例えば今年中にふるさと納税をすれば、来年の6月ぐらいからの給与から天引きされる税金(所得税と住民税)を先払いしていることになるの。
だからふるさと納税したら天引きされる税金が安くなる。ってことは手取りが増えるね(笑)
甥
へー。なんかちょっと面白そう

 

ふるさと納税は所得税と住民税の前払い

 

 

 

ふるさと納税の限度額って?

甥
じゃ、ふるさと納税って給与いくらもらっていればできるのかな?
限度額ってあるのかな?どうやって調べる?

 

とく子
とく子
えっとー、途中で転職したら給与も変わるでしょ?だから給与というより年収ね。
でね、極端な話、ふるさと納税は年収関係なく誰でもできるのよ。ただし、最低でも年収いくら以上じゃないと損になる境界線ってあるのよ。
限度額を調べるサイトがあるので、自分の年収と家族構成や扶養家族の有無を選べば、目安がわかるよ

 

ふるさと納税ってやることは3つだけ

【補足】寄付金の控除上限額シミュレーションサイト

⇒楽天「ふるさと納税 やることは3つだけ」超簡単で分かりやすい
https://event.rakuten.co.jp/furusato/guide/
楽天のふるさと納税簡単シミュレーション

⇒さとふるのふるさと納税シミュレーションページ
https://www.satofull.jp/static/calculation01.php

 

 

 

甥
独身で扶養家族無しでシミュレーションしたら43,905円できるそうだけど。
ふるさと納税をしたら損する場合ってあるのかな?
とく子
とく子
ふるさと納税は年収によって得になる金額と損になる金額の境目があるの。いわゆる「寄付金の控除上限額」ってやつね。
それから、寄付金額の合計から2,000円は手数料として取られちゃうの。

 

甥
手数料が取られるんだね

 

とく子
とく子
例えば、1万円の寄付金額だと、手数料2,000円が引かれて残りの8,000円が、翌年の税金(所得税と住民税)が安くなるのね。
で、返礼品は寄付金額の3割程度のものなの。1万円の寄付だと実質3,000円ぐらいの品物ね。
甥
1万円の寄付で3,000円の品物だったら、損してない?
とく子
とく子

ははは。そこよね、よく勘違いするのは。
じゃ、できるだけ分かりやすく説明するね。

例えば、1万円の寄付だと手数料は2,000円で、残りの8,000円が翌年の税金(所得税と住民税)が安くなるのはさっき言ったよね?

甥
うん
とく子
とく子
この残りの8,000円は税金を前払いで払うのか、後払いとして来年払うのかの違いだけで、どっちみち払うもの。
要は、手数料の2,000円でいくらの返礼品がもらえるかで「損得」を考えたらわかりやすいよ。

 

とく子
とく子
1万円の寄付だと3,000円程度の品がもらえるから、「2,000円払って3,000円の品がもらえた」と考えたらわかりやすいかな?
これの計算わかるかな?
甥
なるほどね。そうやって比べたらわかりやすいね

 

「2,000円払って3,000円の品がもらえた」と考えたらわかりやすい

 

自治体別々に寄付と1つの自治体に寄付とでは違いはある?

 

甥
じゃ、俺の場合40,000円できるとして、あちこちの自治4つに10,000円ずつふるさと納税したらどうなる?

 

とく子
とく子
自治体4つに10,000円ずつだと4万円よね?この4万円から手数料2,000円が引かれて、残りの38,000円が翌年の税金(所得税と住民税)が安くなるの。
自治体別々に計算するんじゃなくて、寄付金の合計から手数料の2,000円を引いた残り分が翌年の税金が安くなる金額ってことよ。
とく子
とく子
で、4つの自治体からそれぞれ3,000円程度の返礼品がもらえるよ。3,000円×4なので12,000円分ぐらいの返礼品だね。
この12,000円分の返礼品は手数料2,000円で買ったようなものだから、ずいぶんお得だってわかるよね?
甥
うん、なるほどね。
あ、じゃぁ、1つの自治体に4万円の寄付金だとどうなる?

 

とく子
とく子
考え方は同じだよ。4万円から手数料2,000円が引かれて、残りの38,000円が翌年の税金(所得税と住民税)が安くなるのは同じ。
返礼品は1つの自治体から送られて来る。4万円の寄付金だと実質12,000円(4万円の3割)ぐらいの返礼品が選べるね。
甥
自治体別々にするのと、1つの自治体にするのとどっちが得?
とく子
とく子
考え方の違いかなー。4つの自治体にだと、返礼品の金額は安くなるけどいろんなものが選べる楽しみがあるよね。
1つの自治体だと1つの返礼品になるけど、それ相当の良い返礼品が選べるよ。

 

とく子
とく子
肉やカニ、果物、その他いろいろ欲しい場合は、別々にするのも楽しいよ。
逆に、家電など値段が高いものは1つの自治体にしないと貰えないのが多いよね。
甥
手数料の2,000円でどれぐらいの金額の返礼品がもらえるのかがわかれば、得したか損したかわかるのかー。なるほどなー。
とく子
とく子
そうだね。逆算したら、ふるさと納税の金額は7,000円あたりがプラマイゼロって感じかな。
7,000円の返礼品は3割として2,100円でしょ。
手数料の2,000円で2,100円の返礼品を買ったようなもの。
翌年の税金は5,000円(7,000円-2,000円)安くなるね。
とく子
とく子
先ほどのシミュレーションページ
https://event.rakuten.co.jp/furusato/mypage/deductions
で見ると
年収139万円で寄付上限額が7,152円だね。
【補足】独身で扶養家族無しで計算
 
 

ふるさと納税は何からしたらいいの?

 

甥
ふるさと納税はお得ってわかったけど、どのサイトで何をしたらいいのかな?

 

ふるさと納税できるサイト

 

とく子
とく子

ふるさと納税できるサイトはいろいろあるんだけど、有名どころだと
●楽天のふるさと納税
 https://event.rakuten.co.jp/furusato/
●さとふる
 https://www.satofull.jp/
●ふるなび
 https://furunavi.jp/

このあたりが無難だと思うよ。

甥
他にもふるさと納税できるサイトがあるのかな?

 

とく子
とく子
他にもあるけど、あまり沢山のサイトを見ていると結局迷ってしまうだけ。自分が使いやすいと思うサイトに絞ったほうが良いよ。
理由はそれぞれのサイトで「会員登録」する必要があるので、たくさん会員登録するとログインするのが面倒。
甥
おすすめのサイトはある?
とく子
とく子
楽天のふるさと納税サイトは結構便利でお得だよ。楽天を普段使っているならポイントも使えるし、貯まるよ。ポイント還元率が高いのも楽天ならでは。
●さとふるならワンストップ特例申請も簡単♪
https://www.satofull.jp/static/feature.php

 

ワンストップ特例制度が便利

 

甥
ワンストップ特例制度?何それ?
とく子
とく子

ワンストップ特例制度は、
1. 寄付を行った年の所得について確定申告をする必要が無い人
2. 1年間のふるさと納税納付先自治体が5つまでの人
ができる制度

簡単に言うと、収入は給与だけの人でふるさと納税は5自治体までだと使える制度

甥
よくわからんけど・・・(汗)
とく子
とく子

https://www.satofull.jp/static/onestop.php
を見たら詳しく書いてあるよ。

ワンストップ特例制度は、確定申告しなくても良いから人気があるの。給与だけもらってる人は確定申告なんてしないし、わからないでしょ?

 

甥
うん、確定申告なんてわからないよ

 

とく子
とく子
でしょ? だから、ふるさと納税は5自治体以内だと、ワンストップ特例制度が使えるのよ。
間違っても6自治体にしちゃダメよ(笑)
6自治体にしちゃうと確定申告しなきゃだめだからね。
甥
5自治体までにするとして、同じ自治体に複数のふるさと納税するとどうなるのかな?6自治体になってしまうとか?
とく子
とく子
それは大丈夫。この画像見て

この画像の場合だと、A市に2回寄付してるよね。合計6回寄付してるけど、5自治体なのでワンストップ特例制度は使えるよ。

 

甥
あー、なるほどね。画像があるとわかりやすね。

 

ふるさと納税したあとは何をすればいい?

 

会社に何かを提出する必要ある?

 

甥
ふるさと納税したら、会社に何かを提出する必要あるのかな?

 

とく子
とく子
ワンストップ特例制度なら、会社には何も提出しなくていいよ。
ふるさと納税したら、返礼品が送られて来るんだけど、それとは別に「ワンストップ特例制度の申請用紙」が郵送で送られて来る。
その申請用紙に記入と、本人が確認できる書類を添付してその自治体に送り返すだけでOKだよ。

 

とく子
とく子
ただし、2018年に寄付をした場合、2019年1月10日までの必着だから気をつけて。これ過ぎちゃうと確定申告しなくちゃいけないからね。

 

甥
それ、結構面倒だね。年末ギリギリだと申請書が送られて来るのが遅いのでは?
1月10日までにその申告する紙を出したらいいのか!
過ぎても来年になるだけとかじゃないんかな?
過ぎたら完全アウト?大損?

 

ワンストップ特例申請書の返送は1月10日までに必着で

 

とく子
とく子
1月10日までに出したら良いのではなくて、1月10日までの必着だよー。
過ぎてしまったら来年分にはならない(笑)。
完全アウトではなく、その場合は確定申告すればOKだけどじゃまくさいよね。
とく子
とく子
さとふるだと会員登録しておくとその「ワンストップ特例申請書」の記入済みがダウンロードできるから、それを印刷すると良いよ。
だからさとふるは便利。
●さとふるならワンストップ特例申請も簡単♪
https://www.satofull.jp/static/feature.php

 

【補足】

申請書類の締切日「1月10日」に自治体への到着が間に合わなかった場合はどうなりますか?

1月10日に間に合わなかった場合はワンストップ特例制度の利用はできませんが、寄付控除に関しては自身で確定申告を行えば大丈夫です♪

 

甥
わかった!ワンストップ特例申請書の返送は1月10日までに必着だね。
で、ワンストップ特例申請書を自治体に送り返したあとはどうなる?

 

とく子
とく子
あとは何もしなくて良いよ。
その自治体があなたの住んで居る自治体に連絡してくれて、翌年の税金が安くなる。ワンストップは簡単でしょ?
とく子
とく子
あ、2022年分の寄付からワンストップ申請オンラインサービスが始まったよ。マイナンバーカードとスマホアプリがあれば、書類を送付する必要もない。アプリだけで完結。

 

甥
おっ!それは便利になったね。

 

 

 

ふるさと納税の順番、手順のまとめ

 

甥

じゃ、順番、手順としては

  1. 自分の年収からいくらふるさと納税できるかの控除限度額を調べる
  2. ふるさと納税できるサイトから控除限度額内の返礼品を選ぶ
  3. ワンストップ特例制度を使うなら自治体は5つまで
  4. ふるさと納税した後は、「ワンストップ特例申請書」を自治体に1月10日までの必着で返送する

これで良いのかな?

 

とく子
とく子
グッジョブ!それでOKよ

 

甥はようやく、ふるさと納税について理解したようです。

返礼品は何を選ぶのかなー(笑)

 

とく子のおすすめは「さとふる」ね

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とく子@ふるさと納税大好き

お得な情報大好きな40代主婦です。今までふるさと納税って言葉は知っていたけれどどうやって頼んだらいいのか?知らなくてそのまま納税してました。まさか・・・こんなに得するものだったなんてΣ( ̄ロ ̄lll)今では親戚にもやらなきゃ損だよ~!って言いまくっています。実際にもらったお礼品も載せているので、皆さんの参考になれば嬉しいな~♪